さて、犬を飼うのに最後の年齢ってあるのでしょうか?
これからどんどん年を取って、病気にでもなったら、犬の面倒が見れなくなるかもしれないし・・
そう考えて、犬を飼うのを我慢している60才以上のシニアの方も多いかもしれませんね・・
今回は、私がもうすぐ高齢者っといわれる年齢になって、すごく迷った末に新しい子犬を迎え入れて約1年の経験からの、メリットと注意点のお話です。
良かったら、今のご自分と照らし合わせて、読んでみてください。
Contents
犬を飼う最後の年齢ってある?
今回は、先ほども書いたように、著者自身の経験を通して、同じように自分の年齢のせいで、犬を飼おうか悩んでいる方の参考にしてほしくて書いています。
犬を飼う最後の年齢とは?
「最後の年齢」ってなんでしょう?
健康なうちに、ペットを看取ることができる年齢の上限っといった意味ですね・・
他の記事では、健康寿命-犬の平均寿命=犬を飼っていい年齢と書いてあります。
2023年の健康寿命は日本が世界一で、74.1才
犬の平均寿命は14才
つまり、計算上は約60才が最後の年齢ということになります。
ですが最近、政府から「高齢者」の定義を65歳から70歳に引き上げようという意見が出てきました!(2024年5月)
色々な思惑はあるでしょうが、少なくとも60代はまだ元気な人がほとんどだと思います。
そしてさらに大好きな犬と暮らすことで元気をもらうことができたら、自然と健康寿命も伸びると思います!
著者のペットロスからの現実と葛藤
自分の判断ミスで、前の愛犬を長距離ドライブにつきあわせ、その車中で逝ってしまったという、最悪の最後に、後悔と申し訳なさが重なって、本当につらかったです。
はじめのころは、別の犬で気持ちを紛らわせたいというより、今度はちゃんと最後を看取ることで、自己満足かもしれませんが、前の犬を車の中で逝かせてしまった罪滅ぼしをしたいという気持ちでした。
それでやっと気持ちの整理ができる気がしていました。
そんな中、「高額でペットの売買が行われているから、ひどい環境で子供を産む道具のように扱われている犬が減らない」という話を聞きました。
それなら保護犬を引き取って、一緒に暮らしたらどうだろう?っと思って調べて分かったのが、年齢制限です。
ショックでした!
60才とか65才とか中には50代でもと、施設によってまちまちですが、引き取りの年齢制限があります。
確かに・・「そんな年寄りに、犬の面倒できないでしょ?」って言われた気がしました。
それからは、じゃあロボットにしようか!っと「LOVOT(ロボットペット)」「アイボ(犬の形)」など調べてみたりして(このころは寂しさを紛らわすために何でもいいみたいになっていて・・)完全に迷走していました。
そんななか、別の用事でたまたま出かけたホームセンターで、出会ってしまったのが、前と同じ犬種パグの子犬です。
なんだ、結局ホームセンター?って声が聞こえてきそうな、終わり方で、また新しい生活の始まりでした。
しかも、最後の年齢を3年も過ぎていました・・
高齢者が犬を飼うメリットと注意点
いくつか飼う前に、心づもりしておいたほうがいいことがあるので、お伝えしたいと思います。
もちろん、60才過ぎて初めて犬を飼うって方は、少ないかもしれませんが念のために・・
メリット
メリットはたくさんあります!
メリット①生活にリズムができる
シニア世代は仕事を引退して、家で過ごしている人が多いですよね。
仕事に行ってたときは、決まった時間に起きて、アレをしてコレをしてと目まぐるしく時間に追われていたのに、今は、いつまで寝てても、せいぜいパートナーに嫌味を言われるぐらいです。
そんな生活で、ついつい不規則な生活になりがちですが、犬を飼いだすとそうはいきません!
待ってくれてるんですよね~(^^)
「散歩!」「ごはん!」「遊んで!」
可愛いから、苦にならないんです。
そして気が付くと、犬との生活のリズムが出来上がってるわけです。
メリット②運動量がふえる
①の中にあった「散歩」はストレートに運動です。
若い人からしたら、大したことない運動ですが、家でジッとしてることが多いシニア世代には、ありがたい運動です。
「10年以上も毎日ウォーキングに誘ってくれるのは、ワンちゃんぐらいよ~」
メリット③笑顔がふえる
とにかく、見て癒され、抱いて癒され、自然と笑顔になります。
こんな時、幸せホルモンがいっぱい出てるはずです!
実際に、この幸せホルモンの中の「セロトニン」は①の規則正しい生活や②のウォーキングなどの軽いリズム運動で分泌されるそうです!
愛情ホルモンとよばれる「オキシトシン」は、家族やペットなどとのスキンシップ③で分泌UPするといわれています。
しかも「オキシトシン」と「セロトニン」は片方が増えると、もう片方も増えて、相互作用でストレスを軽減して、不安や心配などを緩和してくれる作用まで!
つまり、① ② ③ すべてが、私たちをしあわせにしてくれることが、科学的に証明されているのです。
しかも、2022年の国と東京都の研究チームが発表した内容は以下の通りです。
「犬を過去に1度も飼ったことのない高齢者が自立喪失(亡くなったり、介護が必要な状態)になるリスクを1とすると、犬を飼っている高齢者のリスクは0.54と大きく下がることを突き止めた。」
「過去に犬を飼っていた高齢者についても、一度も飼ったことのない人に比べて20%ほどリスクが下がった」
いかがですか!?
ペットと暮らすことで、シニアにもいいことがいっぱいあるんですね!
注意点
経済面
思っていた以上にお金がかかります。
世間では、人間の食品値上げが問題になっていますが、その値上げの波がどっぷりとペットフードや、ペットシーツなどの必需品を直撃しています。
我が家で毎月1回購入しているフードが、昨年まで約4900円だったのが5800円に値上がりしてビックリ!
ゆでた野菜などを混ぜて、ヘルシー&かさまし作戦実行中です(^-^;
その他、蚊が媒介するフィラリア予防の薬も、5月から11月まで毎月3000円ぐらいかかります。
年一回の狂犬病の注射3000円~4000円や登録3550円は義務でかならず必要
5種や6種(5000円前後8種や10種とかもあるそうです)といった混合ワクチン接種もすすめられます。
万一の時のためのお守りがわりに、ペット保険(犬種や年齢、内容によってまちまちですが3000円~5000円/月ぐらい)
ついつい着せたくなる季節ごとの洋服やおやつ、雑貨・・
あと、前のワンちゃんはほとんど家でシャンプーしていたのが、年齢とともに重労働になってきて、お店に定期的にシャンプーにいっているので、その金額もばかになりません。
トリミングが必要な犬種だと、シャンプーだけよりもう少し高いはずです。
衛生面
これは犬種によって大きく違うとは思いますが、我が家のパグをはじめ、フレブルや柴犬などなど、短毛種のワンちゃんの抜け毛はすごいです・・
抜けないのはトリミングが必要な犬種らしいですが、こればっかりは「好み」なので、どこをポイントに選ぶのかは自由です。
短毛種が好みなら、抜け毛はあきらめて対策をしてください。
トイレトレーニングがしやすいのは、やはり子犬から飼ったことと、家にいる時間が取れるシニアのメリットだと思います。
トイレを覚えることで、自由にしてあげれる時間や範囲が全然違ってくるので、根気よく頑張りましょう!
まとめ
私の経験を交えて、「犬を飼う最後の年齢ってある?高齢者が犬を飼うメリットと注意点」を書かせてもらいました。
お気楽な意見かもしれません・・
たしかに年齢を重ねると、自分の健康面に自信が持てなくなってきます。
犬を飼う最後の年齢が過ぎているのに、犬を飼うなんて・・っとデメリットばかり気になりますが、メリットもそれ以上に大きいですよ!
高齢者の方が、時間に余裕があって、たっぷり愛情をかけてあげれます!
今60才以上のシニアだからといっても、元気で問題なければこの人生100才時代です。
注意点はありますが、今元気なのに病気になったらどうしようって、そんなに考えないといけないのでしょうか・・
考えないといけないのは、自分の健康寿命を少しでも伸ばすことですね!
もちろん万一の場合、子供たちの誰かが引き取ってくれるように頼んでおくとか、出来ることはしておいた方が安心ですね!
そして、素敵な出会いがあって、年齢以外の条件がそろっているなら、その子を抱きしめてあげてください!
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